踊りの様子最上踊りとは、滋賀県八日市市の大森・尻無 両町に伝わる郷土芸能である。
四月の第一土・日曜日に行われる。


「最上」とは東北山形の五十七万石最上家のことである。滋賀県で東北の大名である最上の名前が付いた踊りがなぜ?とかなり不思議に思った。
聞くところによると、最上家は家督の相続のごたごたにより幕府から所領を没収され近江大森に封じられたそうである。
踊りはそのいわゆる左遷された最上家が幕府の重役として取り立てられたときに領民がお祝いとして踊ったことにより最上踊りと呼ばれるようになったそうである。最上家と領民の温かい交流が伝わってくるお話だと思う。
見学をさせていただいたのは大森町のお祭りで神輿渡御の服装にはちまき姿、扇を持って踊るものである。
輪になり、中央で太鼓をたたき歌いながら踊る。歌の中に伊勢音頭らしきフレーズがある途中、しゃがんだり回ったりという少し動きの早い部分もあるが全体的に穏やかな動きで、かなり丈の短い装束で扇を持ちひらひら、ゆったりと踊る。足踏みをし、手を肩のあたりまであげて、扇を水平に持ちふりふりと左右に体を振る部分がある。かなりかわいい動きである。踊りを見る機会があったら注目していただきたい。

今回、いろいろお話をしていただいたのは、保存会会長の岩崎さんである。ご自宅におじゃまして、いろいろお話をしてくださったり資料をたくさんいただいた。また、奥様の作られたよもぎ餅をごちそうになった。とても美味しかったです。ありがとうございました。

2002年4月
HP制作者


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