古市

交通
伊勢市駅・宇治山田駅から浦田町行きバスに乗り古市で下車。

伊勢音頭と古市

◆伊勢音頭のパイオニア的存在〜備前屋〜◆

 伊勢の古市にある数多くの遊郭の中で、伊勢音頭の舞台を創造し、伊勢音頭を座敷に用いたのは備前屋がもっとも早かったようです。

◆せり上がり舞台について◆

 当時の遊郭には、今の時代と同じような舞台があり正面を向かって右手が上手(かみて)左を下手(しもて)になっていました。その舞台で遊女たちが伊勢音頭を踊るわけです。
 その舞台をさらに豪華に演出したのが備前屋五代目の当主です。寛政6年(1794年)町内の一虎という彫刻師に工夫せしめたのがせり上げ式の舞台のはじまりといいます。
 現今なれば、ボタン一つで自由自在にいかがなる操作も可能なのですが、機械力のない昔にあってはすべて人力に頼るしかなかったようです。(奈落のそこで舞台を操作している男衆は汗だくだくであったことがしのばれます。)
 まず、地方(芸妓)の囃しが入り合図の析がチョンと入ると手摺、雪洞(ぼんぼり)、提灯の順でせり上がり舞台が決まると左右から踊り子(娼妓)がでて踊りながら中央ですれ違い、左右に消えるというわけです。その格式美の華麗さは酔客をうっとりとさせるに充分なものでした。

◆各楼による演出の違い◆

尚、伊勢音頭のせり上げ舞台は各楼とも操作構造は昭和の初期までほとんど昔のままでしたが、その構成演出については、各楼により多少の特徴がありました。
 杉本屋の場合は踊り子は全員右から出て左へ退場する演出でした。こうする事により、娼妓の数が少なくとも、多く見せることができました。


地方
(芸妓・鳴り物)
備前屋
せり上がり舞台有
杉本屋
せり上がり舞台無
胡弓   2人
三味   3人
唄     2人
胡弓    2人
三味    3人
人太鼓    2人
鼓      1人
鉦      1人
踊り子
(娼妓)
20人 都度

To Index
この Web サイトに関するご質問やご感想などについては、
info@iseondo.gr.jpまでメールでお送りいただくか掲示板に書き込んで下さい。
Copyright (C) 1999 全国伊勢音頭連絡協議会
最終更新日 : 03/02/23